マウスボタンのクリック/押し下げ/上げ等の操作を発生させる
Click[, Button, up/down, x, y, count, rel]
引数名 | 説明 |
---|---|
Button |
どのボタンを操作するか
|
up/down |
「Down」や「D」を指定すると、ボタンを押し下げだけして離さない。 「Up」や「U」を指定すると、押し下げたボタンを離す。 省略時はクリックを行う。 |
X, Y |
クリックする座標。 省略時は現在のカーソル位置 通常はアクティブウィンドウの左上からの相対座標だが、CoordModeでスクリーン全体での絶対座標に変更できる。 |
Count | クリック・ホイール回転する回数。 省略時は1回。 0にすると、クリックを行わずにカーソルの移動だけを行える。 |
Rel | 「Relative」や「Rel」を指定すると、XとYによる移動は現在のカーソル位置からの相対座標になる。 |
Clickコマンドに限り、引数はどのような順番で記述しても構わない。
引数の区切りには、カンマ以外に半角スペースも使用できる。
以下の例は全て同じ動作になる。
Click,Right,100,100,Down Click,100,100,Right,Down Click Down Right 100 100
ただし、数値の引数に関しては、一つだけの場合はCount、2つの場合は順にX、Y、3つの場合は順にX、Y、Countであると解釈される。
ClickコマンドはMouseClickコマンドと違い、コントロールパネルで左右ボタンを入れ替えているかどうかに関わらず同じ動作になる。
一部のアプリケーションでは、WheelUpやWheelDownをCountとともに使用しても複数回の動作にならない場合がある。
その場合は、Loopを使用して複数回コマンドを実行すればよい。
マウスカーソルが移動している間、ユーザーがほかの操作を行えないようにするには、BlockInputコマンドを使用する。
マウス操作の後には、ほかのプロセスがマウス操作に確実に応答するために、短い休止が挿入される。
その長さは、SetMouseDelayで設定できる。
ClickコマンドはSendコマンド内にキーとして埋め込むことができる。
下記のようにすることで、修飾キー付きのクリック操作を簡単に記述できる。
Send +{Click 100, 200} ; Shift+LeftClick Send ^{Click 100, 200, right} ; Control+RightClick
Send {Click}, SendMode, CoordMode, SetDefaultMouseSpeed, SetMouseDelay, MouseClick, MouseClickDrag, MouseMove, BlockInput
Click ; Click left mouse button at mouse cursor's current position. Click 100, 200 ; Click left mouse button at specified coordinates. Click 100, 200, 0 ; Move the mouse without clicking. Click 100, 200 right ; Click the right mouse button. Click 2 ; Perform a double-click. Click down ; Presses down the left mouse button and holds it. Click up right ; Releases the right mouse button.