Run / RunWait

外部プログラムを起動する。
RunWaitでは、起動したプログラムの終了を待ち、ErrorLevelに終了コードを格納する。

Run, Target [, WorkingDir, Max|Min|Hide/UseErrorLevel, OutputVarPID]
Run, Target [, WorkingDir, Max|Min|Hide]

Parameters

引数名説明
Target ファイル名やコマンドライン文字列。
ファイル名の前に「open」などとシェルの動作を指定できる。詳しくはRemarks参照。
パスが省略された場合は、最初に%A_WorkingDir%のディレクトリが検索され、見つからなければパスの通ったディレクトリが検索される。
「,」を含むときは、「`,」のようにエスケープする必要があるので注意。
WorkingDir 起動するプログラムの作業ディレクトリを指定。省略時は%A_WorkingDir%
Max|Min|Hide/UseErrorLevel Max|Min|Hideはウィンドウの状態。
省略時は、通常のウィンドウ。
対応していないアプリケーションもある。
Max
最大化で起動
Min
最小化で起動
Hide
非表示で起動。
UseErrorLevel
プログラムファイルが見つからないなどのエラーが発生したとき、ダイアログを表示せず、ErrorLevelに「ERROR」を格納するようにする。
このオプションは、ほかのオプションと同時に指定できる。(半角スペースで区切って指定)
OutputVarPID 起動したプログラムのプロセスIDを格納する変数名。
このIDを使って、Processコマンドで、プロセスを終了したり、終了しているかどうかを確認したりできる。
取得に失敗したときは空になる。
Targetに実行ファイル名以外のものを指定した場合は取得に失敗する。

Remarks

指定したファイルが見つからず起動に失敗すると、エラーダイアログが表示され、現在のスレッドを終了する。

RunWaitで終了を待っている間は、他のスレッドが割り込むことが可能。

EnvSetコマンドで環境変数に代入していると、起動されたプログラム内でその環境変数が有効になる。

ファイル名の前に指定する動作としては、以下ものが使用可能。
動作を指定せず、ファイル名だけを指定した場合、デフォルトの動作になる。

properties ファイルのプロパティを表示。
find フォルダの検索ウィンドウを表示
explore エクスプローラで開く
edit 編集する
open 開く
print 印刷する

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RunAs,Process, Exit

Example(s)

Run, Notepad.exe, C:\My Documents, max
RunWait, %comspec% /c dir c:\ >>c:\DirTest.txt, , min
Run, c:\DirTest.txt
Run, properties c:\DirTest.txt
Run, www.autohotkey.com ; i.e. any URL can be launched.
Run, mailto:support@autohotkey.com