Gui,+/-Option

GUIウィンドウのオプションを追加/削除する

Gui, [+Option|-Option]

Parameters

引数名説明
Option 下記参照。
「+」をつけると追加、「-」をつけると削除。
複数のオプションを半角スペースで区切って列挙できる。 指定したオプション以外は変更されない。

Optionに指定できるもの

LastFound
ウィンドウ関連コマンドで対象ウィンドウ指定を省略したときに対象になる「LastFoundWindow」に設定する。
GUIウィンドウがまだ存在しない場合は、空のウィンドウが生成される。
LastFoundExist
LastFoundと同じだが、当該GUIウィンドウが存在しない場合、ウィンドウの生成はせずにLastFoundWindowがクリアされる。
当該GUIウィンドウが既に使われているかどうかを知るために利用できる。
LabelNAME
ウィンドウが閉じたときなどに実行されるサブルーチンラベルの接頭文字列をNAMEで指定したものに変更する。
例えば、「Gui,2:+LabelOptionWindow」とすると、2番目のGUIウィンドウが閉じられたときに「2GuiClose」ではなく「OptionWindowClose」というラベルのサブルーチンが実行される。
サブルーチン内でイベントの起きたGUIを特定するには、「A_Gui」変数を利用する。
DelimiterC
リストボックスやコンボボックスなどの項目をGui,Addで設定するときや、Gui,Submitなどで取得するときに項目の区切りとして使われる区切り文字を設定する。
Cに区切り文字を指定する。(例:「Delimiter`n」)
半角スペースを使用したいときは「DelimiterSpace」、Tab文字を使用したいときは「DelimiterTab」と指定する。
このオプションの変更は、実行中のほかのスレッドにも影響する。
Owner[N]
特定のウィンドウを別のウィンドウの従属ウィンドウにする。
従属ウィンドウはタスクバーに表示されず、常に主ウィンドウよりも前面に表示され、主ウィンドウが破棄されるときに一緒に破棄される。
Nに主ウィンドウの番号を数字で指定する。
数字をつけなかった場合、AutoHotkeyのメインウィンドウの従属ウィンドウになる。
このオプションは、主ウィンドウがすでに作成されており、従属ウィドウはまだ作成されていない状態でしか使用できない。
従属ウィンドウが作成されていない場合のみ、「-Owner」を実行することで、設定を解除できる。
従属ウィンドウが表示されている間、主ウィンドウを操作できなくしたい場合、従属ウィンドウを表示するときに「+Disabled」でWS_DISABLEDを追加して操作不可能にし、従属ウィンドウを閉じたときに「-Disabled」で解除するようにする。
OwnDialogs
ダイアログが表示されている間は親ウィンドウを操作できないモーダルダイアログを表示させる。
対象となるのは、MsgBox, InputBox, FileSelectFile, FileSelectFolderの各コマンドで表示されるダイアログである。
また、 ToolTip, Progress, SplashImageで表示されるウィンドウも、子ウィンドウという扱いになり、親ウィンドウより必ず前に表示され、親ウィンドウが破棄されると同時に破棄されるようになる。
この設定は、設定を行ったスレッドでのみ有効である。 「Gui,+OwnDialogs」とすると、スレッドのデフォルトGUIウィンドウが親ウィンドウになる。
Gui,2:+OwnDialogs」のようにすると、明示的に親ウィンドウを設定できる。
Gui,-OwnDialogs」のようにすれば、設定が解除され、モーダルダイアログを表示した後に普通のダイアログを表示することも可能。
AlwaysOnTop
常に最前面表示にする。
Disabled
操作不可能にする。
Border
ウィンドウの枠を表示する。
無効にすると、タイトルバーも表示されなくなる。
Caption
ウィンドウにタイトルバーを表示する。
初期状態は有効になっている。
MaximizeBox
ウィンドウを最大化可能にし、タイトルバーに最大化ボタンを表示する。
初期状態は有効になっている。
MinimizeBox
ウィンドウを最小化可能にし、タイトルバーに最小化ボタンを表示する。
初期状態は有効になっている。
Resize
ウィンドウをリサイズ可能にする。
最大化ボタンは、リサイズ可能にしないと使用できない。
MaxSizeWxH
Resizeオプションが指定されているGuiウィンドウにおいて、クライアント領域の最大の幅をWピクセル、最大の高さをHピクセルに制限する。(例:「MaxSize320x240」)
WかHの片方だけを指定することも出来る。この場合、省略された方は無制限になる。(例:「MaxSize320x」「MaxSizex240」)
WxHが指定されていない場合、現在のサイズを上限とする。一度もウィンドウを表示していない場合は、最初にGui,Showを実行したときのサイズになる。
MinSizeWxH
Resizeオプションが指定されているGuiウィンドウにおいて、クライアント領域の最小の幅をWピクセル、最小の高さをHピクセルに制限する。(例:「MinSize320x240」)
その他はMaxSizeと同じ。
SysMenu
タイトルバーのアイコンと、アイコンクリック時に表示されるメニュー(「閉じる」などが表示される)を表示するかどうかを指定。
これを無効にすると、タスクバーのボタンを右クリックしたときに出るメニューもなくなる。
Theme
以後に作成されるコントロールにWindowsXPのビジュアルスタイルを適用するかどうかを指定。
初期状態は有効になっている。
ToolWindow
タイトルバーが細く(画面のプロパティの設定に依存)、タスクバーにボタンが表示されないウィンドウになる。
0xNNNNNNNN
コントロールのスタイルを8桁の16進数値で指定する。
詳しくはスタイル一覧を参照。
E0xNNNNNNNN
コントロールの拡張スタイルを8桁の16進数値で指定する。
詳しくはスタイル一覧を参照。

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GUI

Example(s)

;ウィンドウ2をウィンドウ1の従属ウィンドウにする例
Gui,add,text,,aaaaaaaa
Gui,2:+owner1